
ハロルド・クリーガーさん
CABは皆さんにハロルド・クリーガーさんがネパールのUCEPでボランティア活動をしていることをお知らせでき誇りに思います。 UCEP
(Underprivileged Children's Education Program)は恵まれない子供達のための教育プログラムのための施設で、
ハロルドさんは2004年10月8日から働き始めました。 彼は英語教育および課外活動を指導するために働き始めましたが、今ではそれに加えて施設に診療所を開設・運営するプロジェクトのリーダーとして尽力しています。
このプロジェクトはハロルドさんにより提案され施設の責任者と協議の上開始されたもので、これにより施設の子供たちは医師による健康診断と治療および治療後のケアを毎週受けることができます。このプロジェクトは子供たちの病気を治癒し良好な健康状態を保つことに多大な貢献をするものです。
ハロルドさんはUCEPの施設で生活し、ネパールの生活を自ら直接経験しています。彼の一日は朝6時に始まり夜9時に終わります。ハロルドさんは言います。お湯もない、他の基本的な必需品もないなんて、最初は変な感じだったよ…と。しかし、そんな彼も今では新しい環境に良く適応して毎日を楽しんでいます。.私たちは先進国に住んでいるので発展途上国の人々がどんなふうか簡単に理解することができないものだとハロルドさんは感じています。
彼は定期的に報告書と写真をネパールから送ってきてくれています。
CABは徐々に海外協力活動を拡張していきたいと考えています。そして、 ボランティアをしたり何らかの貢献をしたいと考えている人を歓迎します。
詳細については遠慮なくお問合せください。
下の写真はクリックすると大きくなります。

現地プロジェクトスタッフ
左:スニータさん(大学4年生。将来はソーシャルワーカー。ボランティアでスーパーバイザーを引き受けてくれました。)
右:スレスタ医師(診療所で毎週子供たちの健康状態をチェックし、病気を治療してくれます。)
※ハロルドさんからのレポートを紹介します。
施設の子供達には緊急の医療サポートが必要だという内容です。
施設の子供の一人が血の混じった咳をしたので、ハロルドさんが病院に連れて行ったところ、結核だと診断されました。その子はずっと前から症状が出ていたものの、何の処置もされずにいたとのことでした。そして結核とはっきり分かって初めて病院に通うようになりました。しかし、授業を休んで毎朝何キロも自分の足で歩いて通わなければなりません。ハロルドさんにはその子がとても辛そうに見えるということです。ネパールにはまだ「病気を予防する」という概念がほとんど無いということで、病気がかなり進行してひどい状態になってから何とかするという考え方が普通だそうです。その子が結核と分かったので他の子供たちも検査したところ、少なくとも3人は結核に感染しているということが分かったということです。
そこで、ハロルドさんは施設内に診療所を開いて、毎週医者に来てもらうというプロジェクトを考えました。
「僕がここに来てから、子供たちはいつも咳をし、鼻水をたらし、おなかが痛いと言っている。もちろん、それが(発展途上国では)特別なことじゃないことは知っている。だけど、子供たちの面倒をみてコンディションのチェックをする人もいないんだ。自分がここにいる間に、この子供たちの病気を一掃したいんだ。毎週医者が来てくれれば、たくさんの病気が広がるのを防げるし、この環境を良くすることができる。自分がいる間にこのプロジェクトが軌道に乗れば、医者にきちんとお金が渡るかどうかも確認できるし、問題点の改善もできる。きっとこれが彼らが今一番必要としていることだと思う。」
そして、計画書や契約書を作り、送ってくれました。
CABはこの提案を受け、プロジェクトを実行に移しています。 皆さんにも協力していただけたら本当にうれしく思います。
まずは、2005年1月16日にチャリティー・ランチパーティーを開催しました。単なるパーティーではなく、珍しい料理を食べること、ネパールの現状について学ぶこと、楽しく交流することのできる有意義なものにできたと思います。
収益は全てこのプロジェクトのために使われます。参加していただいた皆さんに心より感謝したします。
チャリティー・ランチパーティーに参加していただいた方へ→お礼と収支報告速報
チャリティー・ランチパーティーの詳細はこちらをご覧下さい。
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